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強度近視のメガネ選び|メガネの選び方とバランス②
ではまず、メガネレンズの場合、強度の度数とはどれくらいの数値なのかを見てみたいと思います。
あくまでも目安ですが、一応以下のような定義があります。
①-0.5から-3.0D未満を弱い近視
②-3.25Dから-6.0D未満を中等度の近視
③-6.0D以上の近視を強度の近視
ちなみに上記画像で度数を見ると
右の度数はカテゴリー②の中等度の近視(Cの乱視が-0.5入っているため)
左の度数はカテゴリー①の弱い近視
となります。
つまり処方箋の部分にS-6.00以上の記載がある場合は強度近視と言って、レンズが分厚くなったり重くなったりしますので薄型のレンズをおすすめするカタチになります。
そして今日度数のメガネを掛けると、フレームによっては以下のようなデメリットが生じてきます。
・レンズの端が厚くなる。
・重くなる。
・フェイスラインがへこんで見える
・目が小さく見える。
このような悩みを少しでも解消するためにレンズを選定していくのですが、その前に必ずやっていただきたいメガネ選びのコツがありますのでご紹介させていただきます。
1.レンズ幅が小さいものを選びましょう

瞳をレンズの中心に合わせ、レンズの横幅が小さいサイズのメガネフレームを選びます。
正確にはご自身のPD(瞳孔間距離)とフレームのPDを合せたうえで、バランスよく「小振りなレンズサイズ」を選ぶことが重要です
PD(瞳孔間距離)てなに?|メガネの選び方とバランスメガネのレンズサイズはフレームテンプル内側に記載されていることが多いです。
上記フレームは 47□22 と記載されていますが、47の部分がレンズサイズで、22の部分は鼻幅のブリッジサイズです
下記画像ですと①が47㎜ ③が22㎜となります。
この47と22を足すと69となりますので、ご自身のPD(瞳孔間距離)が69の方はフレームのレンズ中心に瞳孔である黒目の真ん中が来ます。
近視用の眼鏡は、焦点(レンズの中心)から鼻側・耳側共に端までの距離が出るほどレンズに厚みが出てしまいます。
なので、バランスが良い眼鏡とは上記のフレーム中心と瞳孔中心(PD)がなるべく近いもので、レンズの横幅が小さいサイズを選ぶ事によって、きれいな仕上がりになるのです。
そしてきれいな仕上がりにすることで以下のような効果を得ることができます。
効果1 正面から見た時の輪郭のへこみが目立ちづらい
レンズ幅が大きいと、お顔の輪郭のへこみが目立ちやすくなってしまいます。 これもできるだけ、レンズ幅の小さいメガネフレームを選ぶことで解消することができます。効果2 レンズの厚みを薄くできる
近視を補正するレンズは、光学中心(レンズの度数が一番強いところ)から端にいくほど、厚みがでてしまいます。 レンズ幅が小さいフレームをお選びになることで、レンズの使用する部分が少なくなり、レンズの厚みを抑えらえます。効果3 レンズの体積を抑え軽くできる
レンズは厚くなるとそれだけ体積が大きくなり重たくなります。 せっかく軽いフレームを選んでもレンズが重いとフロントだけ重たくなってしまい、フィッテングバランスが悪くなり、メガネがズレ落ちたり、鼻にあとがついて痛くなったりします。2.眼とレンズの距離を近く保つ
近視用のメガネは、目とレンズの距離が離れれば離れるほど眼が小さく見えてしまいますので、出来るだけ目とレンズの距離を近く適正な距離を保ちながら合わせる必要があります。
※ちなみに下の画像が眼からメガネを離した状態になります。変な顔で分かりにくかったらすいません(笑)ですので鼻パットは、調整が可能な金属のアームがついているフレームを選ぶのが望ましいですが、アセテートのような固定式のタイプでも相性が良ければ大丈夫です。ただし、お店のスタッフにアドバイスしてもらったほうが良いと思います。
3.両面非球面レンズを選べば周辺の歪みが少なくなり、顔の凹みも少なくなります
両面非球面設計はレンズの両面で収差を補正し、従来の球面設計や外面非球面に比べ、周辺部の視界がシャープになります。
また、近視特有の輪郭の凹みも繋がりが自然になる事から強度近視の方におすすめのレンズです。
強度近視のメガネ選び|お客様実践編③LIVRA creators eyewear クリエーターズアイウェアライブラ
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