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【眼鏡士が直伝】一生モノの眼鏡に出会うために。国産と海外産の「本当の差」を徹底解剖

こんにちは。東横線沿い、目黒区学芸大の眼鏡専門店、ライブラの田中です👓

「メガネなんて、どれも見た目は同じじゃないの?」

初めてメガネを選ぶ際、そんな風に思われる方も多いかもしれません。

しかし、実は「国産」と「海外産」には、お米やお酒と同じように、その土地ならではの「こだわり」と「品質」の差がはっきりと現れるのです。🌾✨

本日は、メガネ選びの初心者様に向けて、国産のメガネメーカーに勤務経験もある私の視点から、その違いを丁寧に紐解いてまいります。


1. 職人の「魂」が宿る。国産メガネの圧倒的な掛け心地 

国産メガネの約95%は、福井県・鯖江(さばえ)で作られています。国産メガネの最大のメリットは、何といっても**「日本人の顔立ちに完璧にフィットする設計」**です。

  • メリット: 日本人は欧米の方に比べ、鼻が低めで顔の横幅が広いという特徴があります。国産メガネは、鼻パッドの高さや、耳にかかるテンプルのカーブが絶妙に調整されており、長時間かけても「痛くない」「ズレない」のが魅力です。

  • デメリット: 職人が200以上の工程をかけて手作業で仕上げるため、どうしても生産数が限られ、納品までにお時間をいただくことがございます。

一方、中国産などの海外産メガネは、大量生産による**「圧倒的な低価格」**がメリットです。トレンドを素早く取り入れたデザインも豊富ですが、アジア人向けに設計されていないモデルもあり、まつ毛がレンズに当たったり、鼻から滑り落ちたりしやすいというデメリットもあります。😢

2. 「長く寄り添う」ための品質。中国産との決定的な違い 🛠️

最近では中国産のメガネも品質が向上していますが、国産とは「作り方」の思想が根本から異なります。

  • 中国産の主流(射出成形): 金型に樹脂を流し込んで作るため、安価で大量に作れます。しかし、衝撃に弱く、壊れた際の修理が難しいことが多々あります。

  • 国産の主流(切削・手磨き): 素材の板から削り出し、職人が何日もかけて磨き上げます。これにより、素材の内側から湧き出るような深い光沢が生まれます。✨

特に「チタン」の加工技術は日本が世界一です。軽くて丈夫、金属アレルギーも出にくいチタンフレームは、日本が世界で初めて開発した技術。

しかも様々な異素材との配合を実現させ、パーツの機能にあわせた素材選びが可能となっております。

海外メーカーも、最高級ラインはわざわざ「Made in Japan」として鯖江に発注するほどなんですよ。😊

まさに、現代の錬金術師です!

3. 価格の差は「未来への投資」の差 💰

「国産は高い」というイメージがありますが、その価格差には理由があります。

  • 中国産: 約5,000円〜15,000円(レンズ代込み)

  • 国産(鯖江産): 約30,000円〜60,000円以上(フレームのみ)

一見すると、国産は3倍以上の価格に見えます。しかし、国産メガネは**「10年以上使える」と言われるほど堅牢です。

いや、特に大きな破損等なければ20年~30年は使っていただけるのは普通にあります。

歪んでも店舗で細かく調整(フィッティング)し直せますし、部品の交換も可能です。

一方で、安価なメガネを数年ごとに買い替えるよりも、上質な国産メガネを一本、メンテナンスしながら大切に使うほうが、結果として「目への負担も少なく、経済的」**になることが多いのです。🕰️

4. あなたの表情を彩る、最後の一本に 🌸

メガネは「視力を補う道具」であると同時に、あなたの「顔の一部」になる大切なパートナーです。

  • 海外産は、ファッションの一部として、その日の気分で着せ替える**「気軽さ」**を楽しむのに向いています。

  • 国産は、毎日をストレスなく過ごし、かける人の知性や品格を格上げする**「一生モノ」**としての価値を提供します。

初めてのメガネだからこそ、ぜひ一度、店頭で国産フレームを顔に乗せてみてください。その瞬間の「軽さ」と、顔に吸い付くような「一体感」に、きっと驚かれるはずです。


日本の職人が、あなたの視界を守るために一ミリの妥協もなく作り上げた一本。

その「本物の価値」を、ぜひあなたの日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?🇯🇵✨

そして、、、

実を言うと、経験者やプロにしか分からないような細かい違いはもっとあります。

ブログでは言い表せない微妙な表現も、直接ご来店いただいたお客様には丁寧にお話させていただきます。

ぜひご来店をお待ちしております!!