みなさまこんにちは!ライブラの田中です!
今日はみなさんは少し感じてらっしゃるかもしれません”ライブラ(LIVRA)”について少し説明させていただければともいます。
ライブラ(LIVRA)とはお解りの方もいらっしゃるかもしれませんが、”てんびん座”を意味する造語です。そして、その天秤には「バランスをとる」という意味合いがあると勝手に解釈させていただきました。
昨日お話しさせていただきましたが、私は18年間メガネ業界に従事して参りました。その18年間の中で学んだことは「バランス」が大切だということです。
メガネにおいては特に、鼻と両耳の側面だけで支えていますので、3点に負荷が集中するのですが、その負荷を如何に分散させるかということを主眼にフィッテイングなどを行います。
また、メガネのデザインと機能面のバランスということもあります。
デザインに凝り過ぎると機能面を損なうということもありますし、機能面ばかりを追い求めると素っ気ないデザインのものしかできないのではないかと思います。
はたまたそれだけではなく、仏教の説話にも「バランス」を意味すると思われるものがあります。
厳しい肉体修行に明け暮れるお釈迦様の前にある娘が現れ
「楽器の弦は強く引けば切れてしまい、緩めば音が鳴らない。中ほどにすることで美しい音を奏でられる」
と歌ったところ「中道」による正しい道を悟られたとあります。
そして、人間関係の軋轢、生活の乱れ、体調の悪化など、良くないことのほとんどは「バランスの欠如」にその原因があると考えられるのではないかと、どこかで聞いたこともありました。
極端は良くないということでしょうか。
何を隠そう私も極端なほうでした。
①お店の出してくれた料理に、唐辛子やタバスコをめちゃめちゃ入れる。
②刺身が食べたいと思えば、刺身を10人前くらい注文する
など、食に限りましたがかなり極端で、友人に何度か注意されたこともあります。
余計な話でした。
申し訳ありません、話が大きくなりましたが、可能な限り 「最良のバランスを実現させたメガネを取り扱いたい」 ということで、”ライブラ(LIVRA)”という店名にいたしました。
そして、その「最良バランスのメガネ」の基準となるのは何かと考えたのが、「最高のデザイナー」と「最高の工場」が作ったメガネなのでは?ということに行きつきました。
私は13年間のメガネフレームメーカー勤務で、「このメガネがどれくらい本気で作られているか」「どんな工場で作られているか」を感じ取れるようになった、というのが大きな収穫でもありました。
やはり本気で作られたメガネは、それを使用するユーザーのことを深く考えたつくりになりますし、つくられたものをみると、「こんなのどうやってできるんだ!!」とか衝撃を受けたりすることもあります。
そして、メガネを使う方やメガネ自体の事を深く理解した人ではないと良いメガネはデザインできない。それを実現するには、最高レベルの工場と密にコミュニケーションをとれるくらいの知識と経験が必要なのではないかと思います。
そうして出来上ったメガネを、最後にお客様にお渡しする立場の人間として、それにふさわしい場所とスタッフを用意させていただき、最良バランスのメガネに負けないクオリティーで、デザイナーと工場とお客様の橋渡しができれば考えております。
本当です。
まわりくどい話が続きましたが、以上が”ライブラ(LIVRA)”という店名の由来です。
そして、私もてんびん座です。
今後ともクリエーターズアイウェア ライブラをよろしくお願いいたします!